夕方の争奪戦!

海辺の町で暮らし始めて(内房、外房の生活を足して)5年ほど過ぎた。

海が近いという事は魚が旨い!

お刺身も鮮度が良くプリップリなんです。

 

日がゆっくりと落ち、夕闇迫る午後7時

愛車の夕焼け2号のエンジンをかけ私はある場所に向かう。

その場所はとは『フードプラザHAYASHI』

千葉北エリアの皆さんの生活を支えるスーパーマーケットである。

 

車から降り足早にカゴを手に取り鮮魚コーナーにむかう。

 

そう私のお目当ては『半額のお刺身』である。

 

この時間帯からは鮮魚コーナーはコンバットゾーンになる。

半額シールが貼られるまで他の買い物をしながらも目では鮮魚コーナーを追っている。

おばちゃんもおじちゃんもみんな半額のお刺身狙いなのである。

 

店員さんがシールを貼り始めた。

いっせいに鮮魚コーナーに人だかりができる。

 

私の前に色黒く焼けたサーファーが立ちふさがる。

ブロックされた!!

 

波(刺身)が見えない!

私も負けずに肩をねじ込む。

 

黒サーファーは素早くマグロを取ろうとする。

つられて私も手を出す。

急に軌道を変えた黒サーファーは別の波(刺身)に!!

 

『フェイク!!』

 

その無理な体勢からまさかのテイクオフ

 

人気のお造り3点盛りを取られた!!!

 

もたもたしている間にどんどん波(刺身)が取られていく。

 

3点盛りはおろかマグロやサーモンが続々と消え残ったのは波(刺身)は

イカやタコその他の魚の刺身に出来ない端の部分を集めた『お得盛り』だけ

 

ポジション取りに失敗した。。。

 

良い波(刺身)を取った黒サーファーが悠々と満足気な表情で岸(レジ)に向かう。

 

『負けた。。。』

 

膝から崩れ落ちたい気持ちをなんとか抑えそっと『お得盛り』を手に取りレジに向かう。。。

 

試合終了のホーン(君が代)が優しく店内に流れる。

 

良い波もあればそうでない波もある。

車に乗り込み『明日こそは一番良い波(3点盛り)を取ってやる』と固く誓う家具屋でした。