熱闘!実技試験 3日目 後編

試験3日目 最終日

 

最後の課題『台持ち継ぎ』

他の継ぎ手と違って『台持ち継ぎ』は凹部分に凸部分をはめ込むというよりも同じ形のものが同じ力で握り合うイメージ。

 

そう握手と同じだ!!

完璧に組み合った『台持ち継ぎ』を『神の握手』と名付けよう。

『ホリちゃん』のおかげで練習4個目の『台持ち継ぎ』は良い出来だった。

試験というよりは練習5個目を作る気持ちでやろう。

 

早い人はもう『台持ち継ぎ』を提出している。

心を落ち着かせて深呼吸。

おそらくクラスメートの中で私が一番この継ぎ手を失敗し向き合ったのも私だ。

丁寧にやれば必ずこの継ぎ手は重なる事を私は知っている。

 

げんのう(金槌)を高く振り上げ打ちおろす。

焦らず丁寧に。

ノコギリの縦引き、横引きも過信ぜずに確認を。

『ホリちゃん』のアドバイス通り出っ張っている所を研ぎ澄ましたノミの刃先で削り取る。

 

右手と左手の様な2つのパーツ

 

ゆっくりと手で圧をかけ最後はげんのうを一振り。

 

バン!!

 

乾いた音が実習棟に響く。

 

2つが1つになった。

まるで互いの手が握り合う様に。

 

これが『神の握手』か!!

(さっき名付けたばかりだが)

 

練習4個目よりも上手に出来た5個目の『台持ち継ぎ』

 

クラスメートの半分以上は試験を終了していた。

 

そっと最後の課題を提出し私の3日間は終わった。