建前!

 

いよいよ建築科クライマックス。模擬棟の制作に突入!!

 

『切妻班と寄棟班』に分かれ2つ模擬棟が建てる。

模擬棟と言っても実際の家とほとんど変わらない物を作ります。

 

※ちなみに切妻(きりずま)と寄棟(よせむね)は屋根のかたちの名称です。

わたしの携帯でヨセムネを検索すると胸を寄せた女性の画像が最初に出るのはなぜだろう。。。

 

私は寄棟班に任命された。

きっと長年の胸好きが評価されたのだろう。

そして木材の長さを決め加工線を書く『墨付け班』に抜擢された。

これを間違うとそのあとの加工班に迷惑がかかり最終的には家が立たなくなる。

 

気を引き締め平面図、小屋伏図(設計図をもっと簡易的に表した図面)を見ながら部材ごとに長さを決め番付や加工の墨付けを教官に教えてもらいながら進めてゆく。

 

間違いだらけの墨付けをしてだいぶ教官にしぼられるオジさん学生のumikagu。

 

土台、柱、間柱、桁、梁、母屋、棟木、隅木、筋交い、小屋束

 

『初めて聞きましたよ』なんて言おうものなら教官に『授業でやっただろ!!』とドヤされる。

 

座学の教えは忘却の彼方。。。

 

 

不出来な生徒でゴメンナサイ。

 

墨付けを始めて半月くらいは全然家のイメージがわかなかったけどだんだん平面図、小屋伏図が立体的に見えるようになってきた。

最終段階の柱の墨付けをする頃には『見える!見える!立体的に見える!』を連呼していた。

 

生徒が墨付けしたものなので必ず不具合が出ると感じた教官が土台と屋根部分を一度実習棟に仮組みさせる。

 

いろいろな部分でミスが出てきて急いでみんなで修正する。

 

いよいよ建前の日が来た。

 

加工が終わった各パーツが並ぶ。

家一軒分を職人さんは1日かからず組み上げるそうだ。本当にすごいね大工さんて!

 

生徒たちもこの日は各々ワクワクした顔が滲み出ている。

 

土台を組み柱を立て桁を組んでいく。

気がつけば2階の高さになっている。

柱の上に組んだ桁というパーツ(約10.5cm)の角材の上を歩きながら屋根のパーツを組んでいくのだけど手すりも何もない。

 

高いところが苦手なumikagu

足がすくんで動けない。

 

この日は講師で現役の大工さん、井上先生が来てくれていた。

地下足袋を履きカケヤ(とてもおおきな木槌)を肩にかけ手すりも何もない2階の高さの桁の上をスイスイと歩いてる。

 

そして小屋のパーツを不安定な足場など関係なしでカケヤで叩いて行く。

 

かっこいい!!

 

惚れそうになる気持ちをなんとか抑え先生のお手伝い。

 

いよいよ家の一番家に位置するパーツ 棟木に取り掛かる。

 

粋な先生は生徒たちにカケヤを持たせ皆んなで棟木を叩き組み込んで終了。

 

本当に良い経験でした!