日直 part1

寒冷前線が関東に停滞した12月初め。

登校中に見た道路の温度計は3度。

実習棟は風こそ吹かないがほとんど外と変わらない体温を奪う寒さ。

『集合』の号令と共に生徒を集合させ点呼をとる。

みんな手をモミモミしながら震えている。

 

これは日直として一言教官に進言せねば。

 

『暖房はいつからつけるのでしょうか?』

 

『バカヤロウ!大工が暖房なんかつけるか!!!』

 

『でも左官科は暖房をつけています』

 

『あいつらは水使ってんだからかわいそうじゃねーか!』

 

私たちはかわいそうではないのでしょうか?と出かかった言葉を飲み込み教官の愛情を感じた朝の始まりでした。

 

※建築科の実習棟は模擬棟を2棟立てる広さと高さがあるので暖房をかけてもほとんど効果がない事が理由のようです。