Another Story リュウちゃん学校やめるってよ

『オレ、2月末で学校やめますわ』

 

冬の厳しさが残る実習棟での悲しい報告。

文句を言いながらもいつも学校でワチャワチャいっしょに騒いでいた大分年下の友人リュウちゃん。

私がちょっかいを出すとカケヤ(とても大きな木槌)をもってよく追いかけられたものだ。

 

就職が決まったのでみんなより一足先にこの学校を卒業することに決めたようだ。

 

なんだよ!あと2週間で卒業式じゃん。。。

 

きっと彼はそれも分かってて決断し私に伝えてきたのだろう。

 

なんだか寂しい気持ちになってしまった。

 

退校日、手続きを終えたリュウちゃんにみんなでお別れを言った。

窓際にいた私たちに車のホーンが聞こえた。

きっと『バイバイ!』って言ったんだね。

 

今度、再開する時はきっと社会人として大きく成長している事だろう。

 

週が明け今までリュウちゃんのおかげで賑やかに楽しく学校生活を送れていた事に気がつく。

 

 

私の寂しさが伝わったのか仕事の休みの日にリュウちゃんが学校に遊びにきてくれた。

 

死角からケツを蹴るウミカグ

 

『誰が蹴ったんだ!』みたいな顔で振り返るチンピラ リュウちゃん。

 

私は迷わずキング サカキを指さすと『サカキが蹴るわけねぇーじゃねーか!!!』と追いかけられ

嬉しさで実習棟を逃げ回る私でした。